AI自動生成ブログを止めて、無料ツール型サイトに作り直した理由
記事を自動生成する仕組みは作れたのに、サイトは動かなかった。失敗の原因と、商品を売らず無料ツールと自動広告に絞った経緯をまとめます。
2026年9月3日追記: 商品制作や購入者対応も行わず、登録不要の無料ツールと長く使える実用ガイドを公開し、Googleの自動広告だけで運営する方針へ変更しました。基本手順は年1回を目安に確認し、重要な問題は随時修正します。
このサイトには、AIでブログ記事を自動生成し、定期的に公開する仕組みがありました。技術的には動きました。ところが、サイトの運営は続かず、収益にもつながりませんでした。
原因は、記事を作る仕組みから考え始めてしまったことです。誰のどんな判断を助けるのか、読んだあとに何をしてほしいのかを決めないまま、記事数だけを増やそうとしていました。
今回、過去の自動生成記事を公開停止し、サイトを「AIと仕組み化の実験メディア」として作り直します。このページでは、何が問題で、これから何を変えるのかを記録します。
作れたのは記事ではなく、記事ファイルだった
以前の仕組みは、テーマを渡すとAIが文章を作り、Markdownファイルとして保存し、ビルド時に公開できるものでした。記事ファイルを増やす目的なら効率的です。
しかし、公開された内容には次の問題がありました。
- 公式情報への出典リンクがない
- 実際に試した証拠や具体的な条件がない
- 古い料金や製品情報が更新されない
- 同じテーマの記事が重複する
- 読者が次に取る行動が用意されていない
- AIが作った文章を、人間が十分に検証できていない
つまり、自動化したのは「価値を届ける工程」ではなく、「文字数を増やす工程」でした。
AIを使わないのではなく、役割を変える
現在の常設ガイドでは、AI支援で記事の構成、入力教材、確認項目、ツールの実装を作成しています。完成した文章を成功事例として扱うのではなく、次のように検証できる単位へ分けます。
- 入力資料と期待する完成物を、両方掲載する。
- 誤り・情報不足・例外を含む入力でも、止める位置を説明する。
- 計算では式と数値を示し、ツールの結果を同じ条件で照合する。
- 架空の教材と、実際に行ったサイトの修正記録を区別する。
- 元の主張に根拠がなければ、表現を整えるだけで公開可能としない。
架空の入力から望ましい返信案を作っても、それは製品の実測レビューではありません。プログラムの計算テストに通っても、仕事全体の品質や採算が保証されるわけではありません。何を確かめ、何はまだ分からないかを記事へ残します。
実際に直した2つの教材と、再発を見つける方法
2026年9月23日の改訂では、当サイト自身の記事にあった次の問題を修正しました。運営の改善を考える方は、同じ確認方法を自分の教材にも使えます。
| 修正対象 | 読者が誤解しうる点 | 修正と確認方法 |
|---|---|---|
| 会議メモの行動表 | 担当が未定という記述を「担当を決める」という確定作業にしていた | 行動は明示された1件だけにし、未決の論点を別表へ。各行を元メモへ戻って照合する |
| 5件の時短計算 | 不採用後に仕事を完成させる時間が不明だった | やり直し20分を明示して含め、利用後の合計を75分から95分へ。同じ値を集計ツールで検算する |
前者は5行の会議メモと3表、後者は修正前後の計算と確認手順で、読み手自身が確かめられます。これは実際の記事修正の記録ですが、会議や作業時間の数値は架空のままです。運営者や顧客が実務でその時間を削減した実績ではありません。
ここで確認したのは、文章量ではなく、入力から出力への変換に勝手な判断が入っていないか、計算の前提がそろっているかです。記事を増やす前に既存の一例を最初からたどると、こうした問題を点検できます。
当初考えたキュレーション形式
当初はニュースを重要な3件程度に絞り、各項目に次の情報を付ける形式を検討しました。現在は定期配信を行わず、無料ツールと常設ガイドを中心にしています。
- 何が変わったか
- 公式の情報源と確認日
- どの業務に影響するか
- 導入に必要な費用と手間
- 向いている人と向いていない人
- 今すぐ試すか、待つか、見送るか
読者が別のサイトを何ページも確認しなくても、「自分には関係があるか」を判断できる状態を目指します。
過去記事を公開停止した理由
公開記事の数が減ることには不安もあります。しかし、根拠が弱い記事を残したまま新しい編集方針を掲げても、サイト全体の信用は上がりません。
そこで、過去の自動生成記事はいったん下書きへ戻しました。検索流入を理由に無条件で残すのではなく、今後は次の条件を満たせる記事だけを改稿して再公開します。
- 一次情報を確認できる
- 内容を実際に試せる
- 現在も読者の判断に役立つ
- 運営者自身の経験や分析を追加できる
無料ツールと自動広告に絞る
商品制作、購入者対応、個別相談、広告営業は行いません。読者が登録なしで使える無料ツールと長く使える実用ガイドを公開し、Googleの自動広告だけを運営原資にします。
承認後の広告配置は自動広告に任せます。基本手順は年1回を目安に確認し、重要な誤りや規約変更には随時対応します。公開初期は内容と集客の不足を見直し、年次点検だけで収益が育つとは想定しません。
自動生成を止めることが目的ではありません。価値がある部分だけを自動化し、人が責任を持つ部分に時間を使うことが目的です。
まずは、AI時短効果シミュレーターで、導入候補の作業がどの程度の効果になるか確認できます。